印刷関連:テキスト印刷

VB2008でPrintDocumentを使い文字を印刷する使用例サンプルです。

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PrintDocumentコンポーネントを使い、文字を印刷します。
PrintDocumentコンポーネントは、ツールボックスの 印刷にあります。

■手順
1) 「印刷」コマンドボタンをクリックされると、PrintDocumentのPrintメソッドを実行し印刷を開始します。

2) Printメソッドが実行されると、PrintDocumentのPrintPageイベントが発生します。
 そこに、GraphicsクラスのDrawStringメソッドに印刷文字等を設定します。

 構文:Graphics..DrawString メソッド (String, Font, Brush, Single, Single)
  string型 ::  描画する文字列。
  font型 : 文字列のテキスト形式を定義するフォントオブジェクト
  brush : 描画するテキストの色とテクスチャを決定するBrushオブジェクト
  x型 : 描画するテキストの左上隅の x 座標
  y型 : 描画するテキストの左上隅の y 座標。

■実行画面
「印刷」ボタンをクリックすると、テキストボックスの内容を印刷します。

今回は下記の引数で印刷しています。
e.Graphics.DrawString(TextBox1.Text, _ :  テキストボックスの文字を印刷
New Font("MS P 明朝", 11), _ : フォント:MS P 明朝 サイズ:11
Brushes.Black, _ : 文字色は黒色
e.MarginBounds.Left, _ : 左から印刷
e.MarginBounds.Top) : 上から印刷

プリンタに文字列を印刷させるフォーム

■印刷中ダイアログ画面
印刷中のページを表示しているダイアログ

■実行コード

Public Class Form1

'印刷ボタン
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click

'印刷実行
Me.PrintDocument1.Print()

End Sub

Private Sub PrintDocument1_PrintPage(ByVal sender As System.Object,
  ByVal e As System.Drawing.Printing.PrintPageEventArgs) Handles PrintDocument1.PrintPage

'テキストボックスの文字を印刷
'フォント:MS P 明朝 サイズ:11
'文字色は黒色
'左から印刷
'上から印刷
e.Graphics.DrawString(TextBox1.Text, _
New Font("MS P 明朝", 11), _
Brushes.Black, _
e.MarginBounds.Left, _
e.MarginBounds.Top)
End Sub
End Class


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