データベース(MDBファイル)関連:ADOXを使い検索クエリ(選択クエリ)を作成する

VB2008でMDBファイルの選択クエリを作成する実行例サンプルです。

データベース(MDBファイル)関連へ



クエリとは、テーブルから必要なフィールドを取り出したり、ソートしたりする処理の命令文で、データの追加や削除もできます。
あらかじめクエリを作成しておくことで、ソフトがシンプルになります。

Accessでは選択クエリとアクションクエリがあります。
選択クエリは設定した条件でデータを抽出できます。
アクションクエリには 、「テーブル作成クエリー」「更新クエリー」「追加クエリー」「削除クエリー」があります。

■実行画面
ここでは顧客マスターの郵便番号から、先頭が「563」のデータを、あいまい検索するクエリを作成します。

「検索クエリの作成」ボタンでクエリを作成します。
検索クエリの作成フォーム

■完成した、「郵便番号検索563」クエリをAccessで開くと、このようになっています。
クエリのデータベースウィンドウ

デザイン画面では下記のように意図の通り作成されています。
フィールドが「郵便番号」、テーブルが「顧客マスター」、抽出条件が「Like '563*'」となっています。
クエリデザイン

■実行コード

Public Class Form1

Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
Dim cat As ADOX.Catalog
Dim cmd As New ADODB.Command
Dim s1 As String
Dim sfina As String
Dim SQL As String

'ファイル名
sfina = "C:\mdbspl.mdb"
'JET4.0
s1 = "Provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0; Data Source =" & sfina & "; Jet OLEDB:Engine Type= 5"

cat = New ADOX.Catalog
cat.let_ActiveConnection(s1)

SQL = "SELECT * FROM 顧客マスター WHERE 郵便番号 Like '563*'"

cmd.CommandText = SQL
cat.Views.Append("郵便番号検索563", cmd)

cmd = Nothing
cat = Nothing

End Sub
End Class


Visual Basic 2008 Express Edition実践入門