データベース(MDBファイル)関連:ADOXを使いMDBファイルを新規に作成する

VB2008でADOの拡張機能であるADOXを操作する実行例サンプルです。

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ADOX(ActiveX Data Objects Extensions for Data Definition Language and Security)とは、ADOの拡張機能で、
これを使うとVisual Basicからテーブルの操作などが簡単にできます。

■ ADOXの使用準備
メニューの「プロジェクト」-「参照の追加」で参照の追加ダイアログを開きCOMタブで、
「Microsoft ADO Ext. 2.8 for DDL and Security」を選択し「OK」ボタンをクリックします。
これで、ADOXが使用できるようになります。
参照の追加

■実行画面
「MDBファイルの作成」ボタンで新規作成します。
MDBファイル新規作成フォーム

■Access2002で開いたデータベースウィンドウ
テーブル等がない空のデータベースになっています。
データベースウィンドウ

Jet OLEDB:Engine Type= 5 で使用するJETエンジンのバージョンを設定できます。
・Type=4 Jet3.0 Access97
・Type=4 Jet4.0 Access2000,Access2002,Access2003

■実行コード

Public Class Form1

Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
'ADOX
Dim cat As ADOX.Catalog
Dim s1 As String
'作成するファイル名
Dim sfina As String

sfina = "C:\mdbspl.mdb"

'JET4.0のMDBファイルを作成する
s1 = "Provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0; Data Source =" & sfina & "; Jet OLEDB:Engine Type= 5"

cat = New ADOX.Catalog
cat.Create(s1)
cat = Nothing
End Sub
End Class


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