「USBカメラ カラー検査(エリア12)」の使用方法

USBカメラを使い12個のモデル領域をカラーチェックします。デジタル入出力制御も可。

画像処理・画像認識・カラー検査ソフトへ

USBカメラを利用し非常に手軽にカラー検査ができます。
部品の有無、ラベル検査、部品位置、色相検査、機器の動作確認、ポカよけ等にご利用ください。

最高12個の検査領域を設定できます。
領域それぞれの判定基準を設定できます。
従いまして、例えば12個の部品の有無を一度に検査できます。
1回の検査時間は約0.85秒です。
(サイズ100×100の12エリアを、50回連続検査した場合の平均時間)

USB IOからの信号で検査を開始でき、結果を出力できます。
結果は反転し出力することもできます。



●はじめに
・カラー検査ですので色がない白黒に近いものは判定が難しくなります。
・ある程度の明るさの変動には影響が少ないですが、できるだけ安定した環境で使用してください。
・USBカメラ・キャプチャーボード等の入力は機器や環境によっては動作できない可能性もあります。
 ご自分の環境でご確認ください。
 (まず機器の付属のドライバソフト等をインストールし動作可能な状態にしてください。
 付属ソフトが動作しているかチェックしてください)
・検出可能な画像サイズはMAX640×480ピクセルです。
・ビデオの画像入力形式はRGB24にしてください。
 RGB24に設定可能なカメラでないと使用できません。
・デジタル入出力を行う場合はUSB-IOボードが必要です。
 USB-IOボードはKm2Net様のサイトから購入できます。価格は1,500円です。
 Km2Net様のサイトはこちらです。 http://km2net.com/
・検査精度や動作は対象物、使用するカメラ、パソコンの環境などによって異なりますので十分にテストを行ってください。 
・使用するカメラやパソコンのUSB環境によっては使用できない場合があります。
 使用される環境で十分にテストを行ってください。 
・下記のカメラで動作確認しました。
  1)ELECOM UCAM-P1C30MNSV(USB2.0、30万画素)
  2)Novac社製 CATCH EYE(USB1.1、30万画素))
・OSはWindows98、WindowsXPで動作確認を行いました。

【インストール】
ダウンロードされたファイルは圧縮されています。
1)「スタート」-「ファイル名を指定して実行」でダウンロードファイルを選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。
2)「解凍先の指定」が出ますのでそのままでよければ「OK」ボタンをクリックしてください。 これで解凍できます。
3)解凍フォルダ内の 「colorac12.exe」をエクスプローラや「ファイル名を指定して実行」で起動してください。
  ディスクトップにショートカットを作成するなどにより簡単に起動ができるようにすると便利です。

【アンインストール】
インストール先のフォルダごと削除してください。
レジストリは使用していません。

最新情報も含め、お読みください.TXTを御覧ください。

(1)検査画面
1.カメラ入力画像です。枠内の領域を検査します。
2.検査開始ボタン スペースキー、デジタル入力からでも開始できます。
3.総合検査結果を表示します。
4.各エリアの検査結果を表示します。
5.USB 入出力の設定を行います。
6.動作設定を行います。
7.検査モデルと検査領域を設定します。
  検査はこのモデルと比較し判定します。
8.ビデオ形式を設定します。
9.ビデオ入力を設定します。 カメラの切り替えはここでできます。
10.ビデオ圧縮を設定します。
入力画像

[検査結果 OKの場合]
画像処理画像

[検査結果 OKの場合] 
周囲の明るさを暗くした場合です。
色相で検査する為、ある程度の周囲の明かりの変動には対応できます。
しかし、使用するカメラや検査対象にもよりますので、できるだけ安定した環境で使用してください。
明度変更画像

[検査結果 NGの場合] 7番エリアのカーボン抵抗がありません。
不良画像

(2)モデル作成
1.マウスでドラッグし検査領域を設定します。
  エリア内でドラッグすると、位置を移動できます。
  エリア枠の中央部分でドラッグすると、サイズを変更できます。
  マウスを付近に移動させるとカーソルの形が変わりますので、分かると思います。
2.変更するエリアを選択します。
3.選択されているエリアの位置とサイズを表示しています。
4.判定基準を設定します。小さいほどきびしくなります。
5.チェックをOFFにすると、そのエリアは検査しません。
  1番目のエリアはOFFにできません。
6.検査領域をモデルとして登録します。
  この時、全てのエリアは表示されている画像で再計算され保存されます。

※.エリアは下画像のように、部品内部に設定する場合と、部品全体(上画像のコンデンサ)を囲う方法があります。
  部品内部に設定すると、検査精度が上がります。
  部品全体を囲うと、部品位置のズレに対応できます。
  検査対象に応じてテスト等を行い、選択してください。


(3)I/O設定
1.チェックするとUSB I/Oを使用できます。
2.複数接続されている場合、使用するNo.を設定します。
3.使用するUSB No.に設定されているUSBのVendor IDとProduct IDを取得します。
4.判定結果出力を反転し出力します。例えば、&H01の場合&H0Eになります。
5.設定値を登録します。


■USB-IOの入出力先
 
 [USB-IO基板]


 ・検査開始入力 - ポート0 0ビット目
 ・検査中出力 - ポート1 0ビット目
  検査OK - ポート1 1ビット目
  検査NG - ポート1 2ビット目


  ※検査開始のOFF信号は見ていません。従いましてONの間は連続検査になります。
  ※検査開始回路はPullUP等が必要かもしれません。あくまでテスト回路です。

(5)設定
1.判定時のブザーを設定します。例えばOKにすると判定がOKの時ブザーを鳴らします。
2.チェックすると、検査途中でどれかのエリアがNGになった場合、検査を中止します。
  チェックがOFFの場合、NGになっても最後のエリアまで検査を行います。


(4)ビデオ設定
・解像度は640×480以下にしてください。
・ピクセル深度(ビット)と圧縮はRGB24にしてください。
・ビデオソースで入力カメラを切り替えます。

※使用するカメラによっては下記の画面や名称が異なる場合があります。







Soft-Soft!

Copyright(C) FeedSoft All Right Reserved