●特徴
USBカメラの画像から、部品やラベル等を認識し有無検査します。デジタル入出力もできます。
一般的に、画像認識は、ソフト・画像処理ボード類等も含め非常に高価です。
このソフトは、USBカメラから直接入力できますのでボードも必要なく、非常に安価なシステムを作製できます。
ノートパソコンでもOKです。
USBカメラを利用し非常に手軽に有無検査ができます。
検査時間は、300×200エリア、100×100サイズ、精度2で50回測定した場合、0.71秒/1回でした。
認識時間は使用するパソコン、認識エリア、モデルサイズ、認識精度等により異なります。
検査領域を設定できるので、無駄な部分をサーチしない為、時間短縮できます。
認識精度、判定基準を設定できます。
USB IOからの信号で検査を開始でき、結果を出力できます。
結果は反転し出力することもできます。
これにより、装置への組み込みや「無し」の場合のアクション等に利用できます。
●はじめに
・USBカメラ・キャプチャーボード等の入力は機器や環境によっては動作できない可能性もあります。
ご自分の環境でご確認ください。
(まず機器の付属のドライバソフト等をインストールし動作可能な状態にしてください。
付属ソフトで動作しているかチェックしてください)
・検出可能な画像サイズは最高640×480ピクセルです。
・ビデオの画像入力形式はRGB24にしてください。
RGB24に設定可能なカメラでないと使用できません。
・デジタル入出力を行う場合はUSB-IOボードが必要です。
USB-IOボードはKm2Net様のサイトから購入できます。価格は1,500円です。
Km2Net様のサイトはこちらです。
http://km2net.com/
・検査精度や動作は対象物、使用するカメラ、パソコンの環境などによって異なりますので十分にテストを行ってください。
・検査モデルやモデル周囲の明るさに差がない場合、認識が難しくなります。
・明るさが一定な方がいいですが、認識対象や用途等により異なりますので、事前にテストを十分に行ってください。
・使用するカメラやパソコンのUSB環境によっては使用できない場合があります。
使用される環境で十分にテストを行ってください。
・下記のカメラで動作確認しました。
1)ELECOM UCAM-P1C30MNSV(USB2.0、30万画素)
2)Novac社製 CATCH EYE(USB1.1、30万画素))
・OSはWindows98、WindowsXPで動作確認を行いました。
【インストール】
ダウンロードされたファイルは圧縮されています。
1)「スタート」-「ファイル名を指定して実行」でダウンロードファイルを選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。
2)「解凍先の指定」が出ますのでそのままでよければ「OK」ボタンをクリックしてください。 これで解凍できます。
3)解凍フォルダ内の 「presence.exe」をエクスプローラや「ファイル名を指定して実行」で起動してください。
ディスクトップにショートカットを作成するなどにより簡単に起動ができるようにすると便利です。
【アンインストール】
インストール先のフォルダごと削除してください。
レジストリは使用していません。
最新情報も含め、お読みください.TXTを御覧ください。
(1)検査画面
1.検査エリア枠を表示しています。
2.認識できた場合、その位置に十字が表示されます。
3.検査開始ボタン スペースキーでも開始できます。
4.検査結果を表示します。上の%は認識スコアです。
5.USB 入出力の設定を行います。
6.検査モデルを設定します。
検査はこのモデルを検出し判定します。
7.登録されている検査モデルを表示します。
8.検査エリアを設定します。
9.ビデオ形式を設定します。
10.ビデオ入力を設定します。 カメラの切り替えはここでできます。
11.ビデオ圧縮を設定します。
(2)モデルの設定
1.マウスでドラッグしモデル領域を設定します。
2.モデルの位置とサイズを表示しています。
3.認識精度を設定します。小さいほど精度は高くなりますが、時間が掛かります。
4.認識スコアが何%以上で有りとするかを設定します。
5.判定時のブザーを設定します。例えばOKにすると判定がOKの時ブザーを鳴らします。
6.現在のモデル領域を表示します。
7.領域をモデルとして登録します。
※.モデルはこのソフトがあるフォルダに「model.bmp」の名前で保存されます。
※.モデルは下画面のように、モデル領域内に明るさの差があり、他の部分と比べ特徴があるようにすると認識し易くなります。
[6.現在のモデル領域を表示]
1.領域のサイズを表示します。
2.登録後、モデル画面を終了します。
(3)検査エリアの設定
1.マウスでドラッグし検査領域を設定します。
2.領域の位置とサイズを表示しています。
3.検査を行う領域として登録します。
(4)I/O設定
1.チェックするとUSB I/Oを使用できます。
2.複数接続されている場合、使用するNo.を設定します。
3.使用するUSB No.に設定されているUSBのVendor IDとProduct IDを取得します。
取得できない場合、何回か繰り返すとうまくできる場合があります。
表示のみですので、特に実行する必要はありません。
4.判定結果出力を反転し出力します。例えば、&H01の場合&H0Eになります。
5.設定値を登録します。
■USB-IOの入出力先
[USB-IO基板]
・検査開始入力 - ポート0 0ビット目
・検査中出力 - ポート1 0ビット目
検査OK - ポート1 1ビット目
検査NG - ポート1 2ビット目
※検査開始のOFF信号は見ていません。従いましてONの間は連続検査になります。
※検査開始回路はPullUP等が必要かもしれません。あくまでテスト回路です。
(4)ビデオ設定
1.解像度は640×480以下にしてください。
2.ピクセル深度(ビット)と圧縮はRGB24にしてください。
・ビデオソースで入力カメラを切り替えます。
※使用するカメラによっては下記の画面や名称が異なる場合があります。